第3回 エーディーエステック イメージングフェアを開催いたしました

2023年2月9日に開催されました「第3回 エーディーエステック イメージングフェア」では、ご多忙の折にもかかわらずご来場いただき、誠にありがとうございました。
皆様のおかげで、盛況のうちに展示会を執り行うことができましたことを心より御礼申し上げます。

当日も製品概要などについて説明させていただきましたが、より詳しい説明やデモ機評価のご要望等が
ございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

今後も、皆様の画像に関する課題を解決できるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

出展製品のご案内

Teledyne DALSA最新製品による動態展示

ー Linea2 4k Multispectral

Linea2は、5GigEインターフェースにより従来のLinea GigEシリーズの5倍の帯域幅を提供し、よりスピードの求められるシステムへの導入を可能にしました。
RGB+NIRモデルでは、Teledyne DALSA独自のクアッドリニアセンサーのマルチスペクトルイメージング技術により、可視光では見えない欠陥の検出能力を向上させることが可能です。
反射照明と透過照明を同時に使用し、RGB及びNIRの画像データを独立して同時取得して、紙幣をサンプルとした撮像デモを行いました。

Linea Lite 8k SR

ー Linea Lite 8k Super Resolution

Linea Liteは、ローコストでありながらパフォーマンスも妥協しないカメラとして、従来のリニアシリーズの機能を受け継ぎながら46 x 46 x 37 mmの小型な筐体を実現したラインスキャンカメラです。
スーパーレゾリューション技術によって、7μmの感度はそのままに8k/3.5μmの画像を取得することが可能です。
従来の4k/7μm用レンズが使用可能なため、レンズを含めたシステムのコストメリットに貢献します。
紙幣をサンプルとし、マイクロコード等高精細な画像取得デモを行いました。

ー Linea HS 16k BSI

Linea HS 16k BSIは、最先端 CMOS TDI 技術を駆使した Teledyne DALSA 社のフラッグシップモデルです。
搭載されているBSI ( 裏面照射 )CMOS センサは、紫外域を含む感度の大幅な上昇を実現しました。これにより低照度下での環境や、可視光域では見えない欠陥の検出能力を向上させることが可能です。
インターフェースにCamera Link HSを採用しており、1本のファイバーケーブルで8.4Gpix/sの高速データ転送が可能です。
従来品よりも更なる高感度を実感できるカーボンナノファイバの撮像デモを行いました。

Linea HS BSI
AxCIS

ー AxCIS

AxCISは、Teledyne DALSAが培ってきたCMOSラインスキャン技術をベースに開発されたコンタクトイメージセンサ(CIS)です。
卓越したモノクロ画像をシームレスに撮像でき、ファイバーケーブル対応の高速インターフェースで最大120kHzのラインレートを実現しました。
また、HDRモード使用によりダイナミックレンジの広い優れた画像取得が可能です。

※当日は静態展示でのご案内とさせていただきました。

ー Linea SWIR

Linea SWIRは、Teledyne DALSA初となる最新鋭InGaAsセンサを搭載したラインカメラです。
ラインスキャンカメラのグローバルリーディングメーカーとして培われたTeledyne DALSAのラインスキャン技術により、非冷却でありながら卓越した近赤外感度と、40kHzの高速スキャンを小型・軽量のハウジングで提供します。
レンズ鏡筒内での同軸落射照明を用いて、半導体ウェーハを透過させる撮像デモ行いました。

Linea SWIR
Falcon4-CLHS 67M

ー Falcon4-CLHS 67M

Falcon4-CLHSは、最大8192×8192画素(67M)のTeledyne e2v社製の最新鋭CMOSセンサ(Emeraldシリーズ)を搭載したエリアスキャンカメラです。
次世代インターフェース Camera Link HSを採用したことで、センサの性能をフルに発揮することができ、67M@90fpsの撮像を実現しました。
モリテックス社製0.23倍両側テレセントリックレンズ及びローアングルリング照明を使用して、大型基板を広視野且つ、歪みの無い画像を取得するデモを行いました。

ー Z-Trak2 + Sherlock

Z-Trak2は、三角測量を応用した3Dスマートセンサーを搭載した高分解能3Dプロファイラーです。死角のないシームレスな点群データを取得可能なマルチセンサモードや、反射率の高い素材に有効なHDRモード等ユニークな機能を備えています。
ビジョンシステムソフトウェア「Sherlock」をZ-Trakと組み合わせることで、立体物の高さや幅等を計測する寸法計測や、穴径の計測など2Dでは難しい計測を行うことが可能です。
バッテリー電極シートを模したサンプルを用いて、シート上欠陥の撮像や厚みの計測デモを行いました。

Z-Trak2
Astrocyte

ー Astrocyte

Astrocyteは二次元画像のニューラルネットワーク学習に特化した人工知能をベースに開発されたソフトウェアです。
画像サンプルを取り込み、「Classification」「Anomaly Detection」「Object Detection」「Segmentation」「Noise Reduction」の機能を実行できます。
また、それらのモデルをSaperaやSherlockのプラットフォームで使用できるファイルに出力することも可能です。

ー テストルームのご案内

多くのお客様より好評を頂いておりますテストルーム撮像サービスをご紹介させていただきました。
ワークをお預かりして、エリアスキャンカメラ、ラインスキャンカメラ問わず撮像に関するお困り事を解決するサービスとなっております。当日は弊社設備の大型ステージによる撮像テストの一例を展示いたしました。

テストルームのより詳しい情報はこちら

Teledyne FLIR社製 赤外線カメラによるソリューション展示

ー RADS盤

赤外線サーモグラフィカメラでの温度監視を容易に実現させるための製品パッケージです。映像表示、温度データ取得、温度変化のトレンド表示、アラーム発報の状態を一度に確認可能なモニタリング画面で、直感的にわかりやすいユーザーインターフェースとなっております。
購入したその日から実際の現場にてご使用頂くことが出来ます。

RADS盤

ー A38 / A68

マシンビジョン向けに設計されたコンパクトなサーモグラフィカメラです。
筐体サイズは、29x36x59mmと非常に小さく、画素サイズは17µm、解像度は640×480(VGA)または320×240(QVGA)のラインナップを用意しています。GigE vision、GenICamに準拠しておりますので、サードパーティのSDKにも対応することが可能です。

ー セキュリティーサーマルカメラ+屋外用エッジゲートウェイAG20
(アムニモ株式会社殿)

最新のサーマルカメラと屋外の監視カメラ用途に最適化されたIoTゲートウェイの展示を行いました。
新製品のFH-シリーズは、サーマルカメラと可視光カメラを搭載し、日中と夜間の監視を1台で行うことが可能です。画像認識で活用されるディープラーニングに代表的な手法であるCNN解析を内蔵し、高精度な侵入検知を実現します。
AG20は、PoEを4ポート搭載、最大4つのSIM搭載可能、瞬停対策などのエッジゲートウェイ(屋内版)の機能はそのままにし、防塵・防水・直射日光・雷対策(SPD)・電源・LTEアンテナを新たに開発し、ひとつのボックスに収納しました。

ー Mシリーズ

最新のサーマルカメラと高解像度の低照度カメラを搭載した2眼カメラで、沿岸地域への設置に必須となる塩害にも強い船舶・海上監視向け赤外線サーマルカメラです。
船舶搭載に適したジャイロ式姿勢安定機能も搭載しているため揺れのある環境でも安定した映像を提供することが可能です。

ー A50 / A70、屋外用アクセサリー

使用用途に応じて、アラーム・解析機能内蔵モデル(Smart Sensor)と画像転送モデル(Image Streaming)を選択可能な赤外線サーモグラフィカメラです。
高い接続性能や可視カメラ搭載などの豊富なオプションにより、色々なシーンでご活用頂けます。
お客様のご要望に応じて作製した、屋外設置用のアクセサリーの展示も併せて行いました。

ー 研究開発用サーモグラフィカメラを用いたロックイン解析

JFEテクノリサーチ株式会社殿のロックイン解析は、外部機器や外部信号を必要としないパッシブな方式により、赤外線カメラをPCに接続するだけで、瞬時の温度変化の検出を可能にします。

ディープラーニングソフトウェアのデモ展示

ー NAIT (ナイト)

ディープラーニング画像解析ソフトウェア NAIT (ナイト)は産業用途(主にマシンビジョン)向けのディープラーニングをベースとした画像解析ソフトウェアで、難しいスキルを必要とせずアプリケーションベースでディープラーニングを利用することができる製品です。
当日は搬送コンベアを用いた外観検査デモや、HoloLensを用いたデモなど実際にソフトウェアを操作いただけるブースをご用意して展示いたしました。

NAIT

NAIT当日のデモ内容

  • HoloLensを用いた外観検査デモンストレーション
    ーMicrosoft HoloLensを装着している人が見ているものをAIで認識し、その外観検査結果をHoloLens内にリアルタイムで表示するシステムです。
  • 搬送コンベアを用いた外観検査デモンストレーション
    ーGigEカメラを使用してレーンを流れる製品の上面と側面をそれぞれ2台のカメラで捉えて印字・欠陥などを検出するシステムです。
  • NAITを用いた外観検査デモンストレーション
    ー製造業向けに様々なカメラを使用して外観検査・検出などを複数展示いたしました。
  • スマホ、タブレット端末でらくらく検査
    ー撮像することが難しい場所でも、スマホやタブレット端末さえあれば簡単に確認作業が行えます。

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